オールインワン化粧品
2000年代に入り人気が出てきたのが「オールインワン化粧品」と呼ばれる化粧品です。
通常化粧品というのはクレンジング、化粧水、乳液、美容液、クリームなどそれぞれの目的に応じていくつもの種類に分かれておりましたが、オールインワン化粧品というにはそれらが1つになり手軽さが魅力の商品の事を言います。
特に家事や子供の面倒をみないといけない主婦や多忙なOLさんなどじっくりとスキンケアに時間を掛けることが出来ない人には非常に心強い商品となりました。
このオールインワン化粧品というのは1990年代に初めて登場したまだ歴史の浅い商品で、どこのメーカーが出した商品が第一号なのかは不明です。
初期のころは化粧水と乳液が混ざったボトルタイプのものが主流でしたが、近年は化粧水+乳液にクリームや美容液の役割まで含んだ商品も数多く登場しました。
勿論用途も様々にあり、しみ、しわ予防などのエイジングケアを目的とした商品から、肌に潤いを与えるような保湿対策用の商品など用途に応じて使い分けることが出来るようになりました。
ここまでの説明を聞くとオールインワン化粧品にはいいところしかないように思えますが果たしてそうなのでしょうか。
当然ですが化粧品というのは100人いたら100人とも肌質や体質が異なりますので、必ずしも自分の肌にあうかどうか見極めないといけません。
特に注意をしないといけないのが、「肌荒れ時」です。
オールインワン化粧品というのは専用の化粧品(化粧水やクレンジング、乳液、美容液、クリーム等)と異なり様々な成分が入り混じっているため、調節することが難しいのです。
例えば肌に潤いが欲しい場合はしっとり系のものを、肌がべとべとした季節にはさっぱりしたものを使用したいと多くのひとが考えると思いますが、オールインワン化粧品ではそれは難しい注文です。
肌の調子が良くない時期などにはオールインワン化粧品ではなく、専門の商品を使い分けて使用するほうがいいでしょう。